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50歳以上の中野区民の方へ:3月1日から帯状疱疹予防接種の一部助成が始まります

50歳以上の中野区民の方へ:3月1日から帯状疱疹予防接種の一部助成が始まります

令和5年3月1日から50歳以上の中野区民の方は帯状疱疹ワクチンの一部助成を受けることができるようになります。

助成を受けられるのは 接種日現在、中野区に住民登録がある満50歳以上の方 です。

中野区にお住まいになっていても、中野区に住民登録がない方は助成を受けることができませんので、ご注意ください。

新宿区、杉並区など、中野区外にお住いの方はこの助成を受けることはできません。

なお、新宿区は令和5年4月1日から助成制度が開始予定ですが、新宿区内の医療機関での接種だけが助成対象となりますので、ご注意ください。

対象となるワクチンは

  1)乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)

  2)乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス、GSK)

の2種類です。この2種類の違いや、帯状疱疹ワクチンについての説明は、帯状疱疹ワクチンのご案内をご覧ください。

助成内容は下記の通りです。

 

乾燥弱毒生水痘ワクチン

(ビケン)

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

(シングリックス)

助成金額1回につき 4,000円1回につき 10,000円
接種回数1回2回
助成回数1回まで2回まで
当院価格8,800円

1回 22,000円 × 2回

(合計44,000円)

助成を使った場合のご負担額4,800円

1回 12,000円 × 2回

(合計24,000円)

助成を使った接種をご希望の方は来院していただき、当院申込書にご記入の上、接種日の予約をしてください。

その際には、マイナンバーカード、運転免許証など、住所確認のできる顔写真付き身分証明書をお持ちください。

なお現住所の確認ができない場合には、助成を使った接種はお断りすることがありますので、ご注意ください。

お申込書を頂いてからワクチンの発注をしますので、接種までは申込書をご記入いただいてから1週間ほどお時間を頂きますのでご了承ください。

 

水ぼうそう(水痘)の原因である水痘・帯状疱疹ウイルス(vaticella-zoster virus:VZV)は、水痘が治癒した後も、三叉神経節等の脳神経節や脊髄後根神経節に生涯にわたって潜伏感染しています。加齢や免疫の低下、その他の原因によりウイルスが再活性化し、潜伏感染をしていた神経領域の皮膚に帯状疱疹を発症することがあります。

発症すると神経領域の皮膚に水疱を伴う紅斑が帯状に広がります。症状は、痛みを伴うことが多く、3~4週間ほど続きます。治療は、抗ヘルペスウイルス薬で行いますが、皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛(postherpetic neuralgia:PHN)と呼ばれる長期間にわたる痛みが続くことがあります。PHNには根本的な治療方法がなく、何か月、ときには何年も強い痛みが残ってしまうことがあります。50歳以上では、帯状疱疹を発症した人の約2割がPHNに移行すると言われています。

発症部位によっては、角膜炎等による視力低下(時には失明します)や、耳介部の水疱形成、顔面神経麻痺、難聴、めまい(Ramsay-Hunt症候群といいます)といった合併症が現れることもあります。

ぜひこの機会に接種をご検討ください。

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