最近は新規のコロナウイルス感染症の患者さんの数が減っているようです。
オリンピックが終わったからだ! とか、
夏休みが終わったからだ! とか
テレビではいろいろと言っているようですが、原因は不明です。
コロナの毒性が減ってふつうの風邪になったからだ!
とか言っている人もいますが、そう判断するには少し早いと思います。
ワクチン接種がある程度進んだ今の時期に大切なのは
「新規感染者数」よりも、重症化率です。
ワクチン接種の進んだ高齢者グループでは、明らかに重症化率が減少しています。
しかし、テレビではブレークスルー感染と言っていますが、
ワクチン接種後にコロナに感染する人が一定数出てきています。
このブログでも何回か書いているように、新型コロナワクチンは終生免疫を作ることはできません。
また、感染予防効果は限定的で、コロナワクチン接種者であっても感染します。
でも、重症化する率は劇的に減少します。
また、感染するとは言っても、ワクチンを打っていれば人に感染させる能力は下がります。
ワクチンに「すべてをコントロールする万能の力」を期待してはいけません。
でもそれでもワクチンがあることで感染症は終焉に向かっていくのです。
この新規患者減少トレンドがワクチンの効果であればうれしいですね。